北海道YFEの活動記録 (北海道YFEアーカイブス)
札樽地区研修会(96年11月度)
鋳物製作実習(4)
 平成8年11月度の研修会は鋳物製作実習の第4回目として、前回作成した石膏鋳型に注湯し、鋳物を完成させました。
1.鋳型の焼成および余熱
 前回作成した石膏鋳型をテンパー炉で700℃程度の温度で十分に焼成します。焼成は、鋳型内のロウを完全に燃やして除去するとともに、注湯時の余熱を兼ねて行います。

2.注湯
 試験場の実験用高周波誘導炉でBC6の廃材を溶解し、石膏鋳型にその溶湯を注湯しました。溶解は、普段仕事でBC6を溶解したことのある山本さんが担当しました。溶湯の調整が終わったら、各自湯汲みをもって、自分の作った石膏鋳型に溶解しました。中には、初めて溶湯を持った人もいましたが、皆なかなかうまく注湯していました。

3.型ばらしと仕上げ
 鋳型に注いだ溶湯が冷えて固まったら、石膏鋳型を壊して型ばらしします。型ばらしも各自で行いました。石膏鋳型は、結構な強度があり、なかなか壊れません。中にはあまり強く叩き付けすぎて、中の鋳物の一部が壊れてしまった人もいました。
 粗かたの石膏が取り外れたところで、ガラスビーズによるサンドブラスタ装置で、奇麗に石膏を落として仕上げます。そして、金ノコで湯口系を切断し、タガネなどでバリをとり、鋳物が完成します。その後、30℃くらいに暖めたムトウハップ溶液に浸漬して、黒色に発色させた後、たわしで少しだけ削り取り、丁度よい具合になるように銅いぶし仕上げをして、完成です。

4.記念撮影と品評会
 完成した皆さんの力作は一つ一つ写真に撮影し、その後、場所を移して鍋を囲みながら品評をしあいました。そのあとは、苦労ばなしを肴に...。

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